2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

それを「主語」と呼ぶのは自由――柳父章『近代日本語の思想』、金谷武洋『日本語に主語はいらない』、鴻巣友季子「朝吹真理子 アテンポラルな夢の世界」

文芸誌『群像』の三月号で、マイケル・エメリックという日英翻訳家と柴田元幸が対談をしている。一か所、ふつうに読めば、奇妙なやりとりがある。 エメリック (……)日本語には時制が無いと言われます。完了形が基本で過去形がないので、自由に「〜であった…